レッスン6 風波や気温に注目すればマンシュウが出そうなレースが見える!
風波や気温といった自然条件に影響されるのが、ボートレースの奥深い点。ここではそういった自然条件が、どのようなときにマンシュウが出やすいのかを見ていこう。
まずは風速と波高を分類し、それぞれで三連単マンシュウの出現率を集計している。
すると一目瞭然!風が強く、波が高いほどマンシュウは出やすくなっている。本来ならば本場にいないと感じられない自然条件だが、最近はレジャーチャンネルの中継内でも、リアルタイムの気象情報が提供されている。電話投票やボートピアなどで荒れそうなレースを探す場合には、そういった情報を積極的に活用して、少しでも風が強く、波が高いレース場でマンシュウ狙いをしてほしい。
次は気温別に見たマンシュウの出現割合。おそらくは温水パイプの影響が考えられる気温10度以下の厳冬期を除いて、マンシュウは気温が高くなるほど出やすい。本格的に暑くなるこれからの季節こそ、マンシュウ狙いにはうってつけなのである。
レッスン7 効率よくマンシュウを狙うならばセンター勢の1着に①の残り目!
つぎは三連単マンシュウで決着した際の、1着艇をまとめる。4号艇の1着時に三連単マンシュウは最も多く出現し、3号艇と2号艇の1着がそれに続く。マンシュウ狙いというと5、6号艇の外枠勢をアタマ固定しがちだが、⑤アタマや⑥アタマは決まった時にマンシュウとなる可能性は高いものの、全体出現率の低さからあまり効率的ではないのだ。
つぎは、舟券の軸として最適な、1号艇絡みの三連単が、どの程度マンシユウに絡んでいるかを見る。① アタマは出現率が高いものの、マンシュウとなる確率は低く、あまり効率がよくなさそう。参考までに①アタマで決まったマンシュウの2着艇の内訳を調べてみたが、案の定、外枠勢が2着にならない限り、①アタマでのマンシュウは期待できないのだ。
改めて見ると、①の2~3着付け、特に①が3着となった際のマンシュウ比率の高さは魅力。1着の傾向を加味すると、4、3、2号艇の1着で、2~3着が①という組み合わせは、マンシュウ狙いの基本となろう。実際、他のアタマで、①の2~3着残しがマンシュウというパターンでは、②③④アタマで合計60%以上が決着する。①が2~3着残しで三連単マンシュウとなった場合の決まり手傾向を示した。参考値として示した通常の決まり手占有率に比べて、「まくり差し」は①残りでも三連単マンシュウとなる可能性が非常に高い。以上のことから最も効率よくマンシュウを狙うならば、センター勢のまくり差し1着が期待できそうなレース(枠なりならば③アタマや④アタマ)で、①の2~3着固定がべスト。これならば点数を広げすぎずにマンシュウが狙える。
レッスン8 出目買いもマンシュウ狙いの楽しさ!マンシュウになりやすい組み合わせを知る!
特大マンシュウを狙う攻略法のひとつとして有効な、出目買いのためのデータを紹介。うん十万円というマンシュウは、実は、同じ買い目を買い続けているような出目買いのファンがゲットしているのかもしれない。効率よくとはいかないだろうが、マンシュウとなる可能性の高い買い目を買い続ければ、いつかはドカーン!
が期待できる。
まとめ SG初日のセンター勢で大マンシュウを狙い撃つ!
さまざまな角度から三連単マンシュウの出現割合を見てきたが、狙い目となるレースがおぼろげに見えてきただろうか?
少なくとも、「荒れそうなレース」の傾向は、今回のデータを活用すれば見抜けるはず。後はオッズと相談し、狙いのレース、狙いの買い目がマンシュウならば、積極的に勝負してみていただきたい。普段より多少、買い目を増やしても、マンシュウゲットならばトリガミにはならないはずだ。