マンシュウ舟券術 パート2

レッスン3 レースの格や種別によってマンシュウが出やすいレースがある!

インの強い記念戦線よりも、一般戦でこそマンシュウ狙い!そんなふうに考えている穴党も多いのではないだろうか。ところが、である、実はマンシュウ狙いで最も効率がいいのは、SGなのだ!レースの格ごとに三連単マンシュウの出現率を比較する。驚くべきことに、実は過去1年間で、最もマンシュウの出現率が高かったのは、SGだったのだ。通常の男女混合の一般戦では17・6%がマンシュウ決着なのに対して、SGでは23%が三連単マンシュウ! 実に5%以上の差がある。もちろんマンシュウのメッカ・鳴門でのオーシャンの影響も無視できないが、それにしてもこの差は大きい。記念戦線は極端に1号艇に人気が集中し、少しでも1号艇が着を落とすと、途端に配当が跳ね上がる。こういったことからマンシュウ決着が多いのだろう。
またレースの種別によってマンシュウ出現率に差があるかを調べてみる。ここでも意外な結果が出た。実は、最もマンシュウの期待が高いのは優勝戦!これも1号艇への過剰投票がもたらす傾向なのだろう。
準優は極端にマンシュウ出現率が低いので、準優は堅め、優勝戦は薄目に手広く勝負!

レッスン4 開催日次やレース番号でマンシュウの出やすさは違うのか?

開催日次とレース番号ごとに三連単マンシュウの出現率を見ていこう。大まかな傾向として、開催何日目の何Rはマンシュウが出やすいということを知っておけば、穴狙いの最後のひと押しになってくれるはず。
節間日次ごとにマンシュウ出現割合を考えてみる。開催初日と6日目以降にマンシュウ出現率が高く、2~5日目はほぼ横ばい。おそらく、開催初日は仕上がり途上の有力選手も多いため、波乱の結果が多いのだろう。「マンシュウ狙いは開催初日」というのは、ひとつのセオリーかもしれない。また、開催6日目以降はマンシュウ出現率の高い優勝戦が行なわれることが多いため、結果としてその日のマンシュウ出現率が上がっているのではなかろうか。よって、優勝戦以外は2~5日目の出現率と大差ないと考えていい。
レース番号ごとのマンシュウ出現率をまとめてみる。レース場ごとにシード番組などの影響が考えられるので一概には言えないが、大まかには2Rと10Rで三連単マンシユウの期待が高い。考えられることとして、2Rは新人選手が組まれることが多く、その選手が3着以内に入ることで配当が跳ね上がる可能性があるのだろう。また、10Rは11R、12Rと1号艇に銘柄級が据わることが多いのに対して、10Rあたりは銘柄が1号艇とは限らない番組が多くなるからではなかろうか。

レッスン5 侵入想定や決まりて推察で波乱のレースを絞り込む!

三連単マンシュウが出るようなレースは、進入や決まり手に特徴はあるのだろうか?ここではそのあたりを調べていく。進入や決まり手はあくまで予想するしかないのだが、それらをキッチリと看破できれば、マンシュウが出そうかどうかが判断できよう。
進入に関しては、進入固定をまず別枠で集計。そして、進入自由のレースのうち、枠なりになったものとならなかったものとを区分して、マンシュウ出現率を出してみた。まず驚かされるのが、進入固定レースのマンシュウ出現率の極端な低さ。ご存知のように、進入固定戦はイン(1号艇)が強く、ヒモも内枠勢が優勢。1号艇から順番に人気になるような場合も多い。結果的にも外枠勢の出番は少なく、荒れても中穴程度なのだろう。
進入固定戦でマンシュウ狙いは、やや無理スジといえる。また、進入自由の場合でも、やはり枠なり進入ではマンシュウの期待は薄い。逆に考えると、少しでも進入に動きがありそうなレースこそ、マンシュウ狙いの勝負ドコロだ。
そこで決まり手別に三連単マンシユウとなる割合を集計。案の定、決まり手「逃げ」で終わったレースは、ほぼマンシュウとはならないのだ。注目すべきは決まり手「まくり」と「まくり差し」。これらが決まった場合には、3割以上の確率で、三連単マンシュウとなっている。1マークの展開をじっくり予想し、「まくり」や「まくり差し」で決まりそうなレースでは、マンシュウ狙いを心がけよう。