レッスン7
追い風はスロー勢有利!古くからのセオリーは現在も有効!
続いては風にスポットを当てて①アタマ舟券の有効性を見ていく。古くからのボートレース格言に、追い風はスロー勢に有利というものがある。助走距離が短く、スリットまでに充分な加速が得られないスロー勢にとって、後ろから吹く風は多少なりとも加速の手助けになるからだ。
とはいえ、かつてに比べて大幅にエンジンパワーやペラ性能が向上した現在、このセオリーはあまり重視されなくなっている印象がある。はたして風向きは①アタマ舟券に影響を与えるのか?
注目すべきは双方の回収率ベスト5。追い風時は①ー②、①ー③、①ー④といった内寄りの回収率が優れていることがわかる。これが向かい風になると、回収率ベスト5に①ー⑥絡みが
3点!やっぱり、追い風はスロー勢に有利に働き、逆に向かい風になると外の出番も多い。そう考えていいだろう。追い風ならば堅く勝負、
向かい風ではヒモ穴狙い。同じ①アタマ員でも、この戦略を実践するだけで、勝率に大きな差が生まれてくるはずだ。また風向きに関係なく、風速が①アタマ舟券に与える影響を調べている。こちらの印象としては、風速5m以下の場合は内寄り決着の回収率がよく、風速6mを超えるような場合には、ダッシュ勢の2着の回収率も高くなっている。前記の風向きと合わせて考えると、追い風で風速5m以下ならば内寄り決着濃厚。
逆に向かい風で風速6m以上のような場合には、①アタマでもダッシュ勢を2着に据える。そういった戦略を心がけたい。
レッスン8
SGの①アタマは非常に優秀!GⅠ&GⅡはヒモ穴を狙え!
さまざまな条件で①アタマ3連単20点の的中率と回収率を見てきたが、最後はレースの格に注目してみた。
SGやGIではスタートが揃うのでインが強いが、回収率の面ではどうなのか?気になるところを探っていこう。レースの格をSG、GI&GⅡ、GⅢ&一般戦の3種類に分類して①アタマの舟券を集計。すると一目瞭然!①アタマの的中率と回収率の双方ともに、レースの格が上がるほど優秀になっていくのである。特にSGでの回収率は軒並み高く、100%オーバーの買い目が4点もある。
なかでも①ー②ー③と①ー②ー⑥は的中率の面でも非常に優秀。SGではこの買い目だけを買い続けていれば、負けることはないだろう。
GI&GⅡでは、①ー⑥からの3連単に回収率の高い買い目が多い。
的中率の面で苦しいので、あえて出目を追い続けるほどではないだろうが、迷ったら①ー⑥からというのは覚えておきたい。人気の盲点になりやすい①ー⑥からの3連単ならば、①アタマでも万シューが狙えるはずだ。
記念戦線に比べて、GⅢ&一般戦では、①アタマの的中率&回収率は目立たない。1号艇の実力とオッズ妙味を、シビアに検討する必要があるだろう。狙い目としては①ー②ー③よりも回収率が高い①ー③ー②だろうか。勝負スタイルとしては①ー②ー③で元返しをキープしつつ、①
ー③ー②で本線勝負するような戦い方がオススメだ。
まとめ
①アタマの狙い目は….SG5日目の11R準優勝戦!さらに追い風、風速5m以下ならば有り金勝負!
狙うべきはもちろん上に掲げた、SGの準優勝戦。しかも11Rなのである!たとえいくつかのSGで3ケタ配当が続こうと、このレースだけを徹底して転がせば、年末のグランプリまでには、相当な額の配当が得られるはず。10万くらいになっていれば、一気にオビ抜きだって夢でない。あ、でも、グランプリの時は5日目11
Rが準優じゃねーや・・・・などと、嬉しい皮算用は続く。
なお、最後になるが、初心者の方へ①アタマ攻略のポイントをひとつお伝えしておこう。それは、「何があっても勝負スタイルを崩さない」ということ。いくら回収率の高い買い目でも、的中率は高くとも10%程度。時には数+レースハズレが続くこともある。だが、ここでひよってしまっては元も子もない。時には資金を倍増させてでも、狙った買い目を追いかけ続けてみてほしい。きっといつか、大きな見返りがあるはずだ。
①アタマ狙いは粘った者勝ち!
本当の①アタマ舟券の攻略法は、実はこれしかないのである。